やまと熟練技能者活躍バンクを活用したクラブ活動 活動計画案

(1) 働くことの意義
将来、仕事に就いて生活の糧を得ることの大切さを知り、
仕事に真摯に向き合う姿を学ぶ。
(活用1)
(2) 職業を知ろう。
職業について調べることにより、これまで自分が知らなかった職業の存在を知ることや自分の特性を生かせる職業を発見する。また、職業選択の際に重要となる報酬、やりがいなどを知り、自らが職業を選ぶ選択理由を考える。
(活用2)
(3) 職場体験
職場で実際に働くことで、そこで働く方々の思いや生き様に触れ、
自らも仕事の苦労ややりがいを実感する
(活用3)
(4) 進路選択
将来の職業を思い描きながら、卒業後の進路を逆算しながら考える。
(活用4)
     
1.題材名(1) 働くことの意義
2.指導目標 ○自分が将来、職業に就くことが自らの生活の糧を得る手段であることを知った上で、「人は何のために働くのか」について考えることができる。
○熟練技能者の方の話を聞くことで実際に働いている人の思いや考えを知り、自らの職業選択に展望をもつことができる。
3.活動計画 (全4時間)
時間 学習項目 学習活動・内容 教師の支援・援助 評価のポイント

自分の将来を見つめよう。

自分の将来についてグループやクラスで話し合う。

自分の将来の職業について自分なりの明るい展望をもたせるようにする。

世の中には多くの職業があり、人々が懸命に働いていることを理解している。

身近な大人にインタビューしよう。

保護者や近所で働いている人にインタビューし、「人は何のために働くのか」を考える。

インタビューの内容を精選し、特に「何のために働くのか」という情報が集められるようにする。

働いている人たちは自分の仕事についてどのように考えているかを理解している。

熟練技能者の方の話を聞こう。

熟練技能者の方の話を聞いて、仕事に真摯に取り組む人の思いや考えを知る。

熟練技能者の方々がもつ仕事に対する特別な思い(文化の担い手・伝統の継承)を知る。

講演内容について細かく打合せをしておく。

「なぜ、働くのか」という問いに対して、自分なりの考えをもち、将来を考えている。

 

     
1.題材名(2) 職業を知ろう
2.指導目標 ○職業の種類について調べることにより、これまで知らなかった職業の存在を知るとともに、自分の特性を生かせる職業を見付ける。
○職業選択の際に重要となる報酬、やりがいなどを知り、自らが職業を選ぶ選択理由を考える。
○自らの特性を分析することで、特性を生かした進路選択を考える。
○熟練技能者の方の話を聞き、それぞれの職業に従事する人々の思いや、やりがいを知る。
3.活動計画 (全5時間)
時間 学習項目 学習活動・内容 教師の支援・援助 評価のポイント

身近な人にインタビューしよう。

職業に従事している人の話を聞くことで、様々な職種の存在を知る。

熟練技能を必要とする職種の存在を知る。

インタビューの方法を指導し、より多くの人、多くの職種の方々に出会えるようにする。

多くの人が様々な職業に就いて働いていることを理解している。

職業について調べよう。

職業に従事している人の話やインターネット等を活用して職業について調べることで、様々な職業の内容や、やりがいなどを知る。

調査には様々な方法があることを説明する。

職業に興味をもち、積極的に調べようとしている。

自分の適性を知ろう。

自分の長所・特性を考えながら、自分がどのような職業に向いているかを考える。

自らの将来を考えるには、自分をしっかりと見つめることが大切であることを伝える。

自分のよさや特性を知ることにより、自分自身を客観的に見つめることができる。

熟練技能者の方の話を聞こう。

実際にその職業に従事している人にしかわからない体験や思いを知る。
技術の継承者としての思いや誇りを知る。

講演内容について細かく打合せをしておく。

様々な人の職業観を知り、自らの職業を選択する理由を考えようとしている。

 

     
1.題材名(3) 職場体験(1)
2.指導目標 ○実際に職場で働くことにより、仕事のもつやりがいや大変さを実感する。また、そこで働く 人々の生き様に触れることにより、人としての生き方を学ぶ。
3.活動計画 (全5日間)
学習項目 学習活動・内容 教師の支援・援助 評価のポイント

職場体験に行こう。

実際の職場で働くことにより、仕事に従事することの苦労ややりがいを実感する。

熟練技能を必要とする職場で働く方と出会うことにより、人としての生き方を学ぶ。

言葉遣いや礼儀など職場の人との接し方について理解させる。

事前に職業について調べ、自分が体験したいことを準備させておく。

職場体験に意欲的に取り組もうとしている。

職場にはルールやマナーがあることを知り、それを守ることの大切さを理解している。

 

     
1.題材名(3) 職場体験(2)
2.指導目標 ○熟練技能者の技を見学したり、直接指導を受けたりすることで熟練技能のすばらしさを体感する。
○熟練技能者の話を聞くことにより、その仕事に対する思いや誇り、生き方を学ぶ
3.活動計画 (全5日間)
学習項目 学習活動・内容 教師の支援・援助 評価のポイント

熟練技能者の技を体験しよう。

熟練技能を必要とする仕事を体験することでその職業がもつ楽しさや難しさ、やりがいを体験を通して学ぶ。

熟練技能者の方から直接指導を受けることにより、その仕事に取り組む姿勢から、仕事に対する思いについて考える。

各職種に配当できる人数を考慮し、できるだけ各自の希望に沿った体験が行えるようにする。

事前に専門的な職業について調べ、自分が体験したいことを準備させておく。

様々な技術をもった専門分野に目を向けることができる。

熟練技能をもつ方々の仕事に対する思いを知ることができる。

 

     
1.題材名進路選択
2.指導目標 ○職業に就くことの意義を理解し、自らが選ぶべき今後の進路を考える。
○将来、就職した自分の姿を想像し、卒業後の進路を考える
3.活動計画 (全3時間)
時間 学習項目 学習活動・内容 教師の支援・援助 評価のポイント

自らの職業に対する思いを確かめよう。

自分の特性や、各職種の内容や、やりがいなどを調べ、自分の憧れる仕事について話合う。

自分自身で考えることが大切であるという自覚をもたせるよう助言する。

自分のよさや特性を知ることにより自分自身を客観的に見つめることができる。

熟練技能者の方々の
話を聞こう。

熟練技能者の方の話を聞いて、就職に至るまでの進路選択の過程や、取組を知る。

進路として、早い段階から、その世界に飛び込む機会があることを知る。

より多くの職種からのゲストの選出と講演内容について細かく打合せしておく。

保護者に対しても伝わる方法を準備する。

自分が進もうとする道の専門性について考え、どのような進路をとればよいかを考えることができる。

将来、就職した自分の姿を想像し、卒業後の進路を考える。

10年後の自分が従事しているであろう職業を想像することにより、そこに至るまでに自分が進むべき道を、25歳から逆算しながら考える。

これからの進路について関心をもち、自分自身のこととしてとらえられるよう支援する。

自分の将来に目を向け、自分のよさや特性を進路や就業に生かそうとしている。