建築大工

 木材を加工して組み立てを行い、家屋や神社仏閣などの木造建築物を建築する。
 例えば、木造の住宅を建築する場合は、材料の木材を選択し、切断個所や加工個所に印を付ける。

木材をかんなで削って表面を滑らかにし、のこぎりで所定の長さに切断する。
木材を組み合わせるためのほぞなどの加工を施し、土台の上に柱となる材木を立て、その上に梁になる木材をのせて固定する。
屋根を支える木材を組み、床を支える木材を取り付け、家屋の骨組みを建てる。
垂直や水平などを調整し、釘やボンドなどを使用して木材を接合する。
強度を高めるため、必要に応じて木材に筋交いを取り付け、ボルトなどで接合の補強をすることもある。
柱のかんながけなどの仕上げを施し、必要があれば間仕切りなどの取り付けを行い、住宅を完成させる。

  また、宮大工は、材料を吟味して神社や仏閣に応じた装飾などの加工を施した建築を行う。
 1つの建物を造るには、畳・左官・屋根・タイルなど多くの職人が携わるため、建築大工職人はそのまとめ役として幅広い知識が必要とされている。

   

活動事例 レターケース

 1 枚板を半分に切断し、残りの部分でレター受けとなる部分を(6枚)差し金で寸歩取りし、鋸又は手押し鋸で切る。紙ペーパーや糸鋸で各部材の面取りをし整形する。

 背板に裏から受け部分を釘で打ち付け、最後に全体をペーパーで丸くなるようにして完成。