衣装着付師

 結婚式場やホテルなどで、結婚式や披露宴などのための衣装着付けや化粧などを行う。

演劇・映画に出演する俳優の舞台衣装や撮影時の衣装を購入、レンタルなどで入手し、整理、保管、着付を行う。 例えば、結婚式場などの衣装着付け係は、日本髪を着用させ、化粧をして、結婚衣裳の着付けを行う。お色直しの時には、衣装の着せ替え、化粧の直しなどを行う。式の最中には、花嫁の着物のすそを持つなど移動の手助けをすることもある。

洋風の髪型に合わせるなどの要望に応じて、アレンジした着付けをする場合もあるため、色々な形に帯を結ぶ技術や、新しい着付け方法の知識も求められます。親族や列席者の着付けを行う場合は、短時間に多くの人数を着付ける必要があるため、豊富な経験を持った着付師が担当するのが一般的である。

 演劇や映画制作などの衣装係は、事前に衣装の保管状況を確認して、監督や演出家や俳優などと打ち合わせを行い、衣装を決めていく。履物などの小物を取りそろえ、当日には俳優への着付けを行う。衣装の調整や整理だけでなく、繕い物があれば繕い直し、こまめにアイロンがけをして、次回すぐに使えるようにしておく。

 着物着付師は、優れた着付けの技術、着物そのものやヘアスタイル、メーク、そして着物を着たときの作法など、着物に関する総合的な知識を身につけて、活動します。