フラワー装飾

 四季折々の行事を彩る花を提供するフラワー装飾は、花束や籠花、結婚式やパーティーのブーケ、コサージュ、また会場や卓上の装飾など、さまざまな場面で活躍しています。
お客様の希望や飾られる場の雰囲気、その季節らしさに合わせて、花の色合いや組み合わせを考えたり、「人が花を見る目線の高さがどこにあるか」によって作り方を変えるなど、その美しさの陰には、しっかりとした技術とデザイン的センスの裏付けが求められます。

 また、花屋さんの店頭に来たお客様に対しては、どんな注文でも「 10 分以内で仕上げる」手際の良さ、技術が必要。お待たせせず、目の前で繰り広げる手際の良さ、技術の高さが、お客様の「気持ちの良い買い物」にもつながるのです。

 花が置かれる空間全体に、絵を描くような感覚で花々を演出していくフラワー装飾は、暮らしの中に笑顔とやすらぎを届ける「空間デザイナー」と言えるでしょう。

活動事例 フラワーアレンジメント

 籠にセロファンを敷き吸水性スポンジをセットする。最初に、葉物でスポンジを半分程度隠すように挿し、幅の基準となる花(A)を周りに6〜10本挿す。次に高さの基準となる花(B)を中央に1本挿し、(A)と(B)の中間に丸みをつけながら5本程度挿す。

 残りの花で面を作りながら空いたところを丸く埋めていく。最後にスポンジが見えないようにグリーンで埋めて完成。花材を選ぶときは中ぐらいの花から小さい花とかすみ草のような埋めものに使う花を選ぶと見栄えがよくなる。