和裁

 日本の伝統的な衣装である着物を仕立てるのが「和裁」です。着物を着る文化は日本古来のもの。
その美しさや伝統の深さは国際的にも高く評価されています。

 一針一針手作業をする部分がまだ多く、人の手が欠かせませんが、ミシンで縫える手軽なものもあり、現代に適応した技術も導入されています。 しかし、古来からほとんど変わらない縫製技術が確立されている分野なので、次々と新しい技術を覚えなければならないということもなく、じっくりと取り組むことができます。女性だけの職業のように思われますが、そんなことはありません。
プロの和裁技能者の中には男性もたくさん活躍している世界です。

 また、和裁を始めると着物の種類や着付けなども自然に覚えるようになり、日本の伝統文化が培われた歴史に親しむこともできます。 和服を着る人が少なくなってきたとはいえ、神主さんやお坊さんはもちろん、冠婚葬祭やおけいこごとなど、身近なところにたくさん和服が登場する機会があります。夏に着る浴衣も和服の一つです。自分で縫った着物をスマートに着こなしてみませんか。

活動事例

1枚の(布製)を袋状に折りたたみ縫い合わせる。