左官

  土、モルタル、漆くいなどの壁材料を塗り、壁を仕上げる作業などを行う。 まず、土、モルタル、漆くいなど壁に塗る材料を用意し、水を混ぜて練る。必要に応じて、樹脂などの添加剤を混ぜることもある。

所定の粘りが出るまで練り上げ、専用の板の上に壁材をのせる。材料をこてですくい、壁に塗って平らにのばす。
この工程を繰り返して下塗り、中塗り、上塗りを行う。種類の違うこてを使い分け、小さなこてで壁の隅々にまで壁材を塗り込んで均一に仕上げる。

 波形の模様を付けたり、壁材を塗ったときの凹凸を残したり、彫刻を施したりして仕上げることもある。壁材を塗った後で乾燥させ、はみ出した壁材を削り取り、壁を完成させる。
  こてだけではなく、ローラーを使用して壁塗りをすることもある。また、コンプレッサーで壁材を吹き付けて仕上げることもある。

塗った後の壁材が乾かないうちに、はけなどで擦って模様を付けて仕上げることもある。